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腰の痛み

腰に起こる症状

  • 腰が重く感じる
  • 腰が痛む
  • 腰に急激な痛みが起こる
  • 腰の痺れや痛みにより歩くのが辛い
  • 腰の症状に伴って足にも痺れや痛みが生じる
  • 長時間歩いていると腰やおしり、足に痺れや痛みが現れる
  • 背中から腰の広範囲に強い痛みが起こる
  • 膝を曲げる体勢になると腰が痛む
  • 寝返りを打った際などに腰が痛み、夜中に起きてしまう
  • 腰の左右一方、あるいは全体に痛みが現れる

腰の痛みを生じる時

下記のようなよくある日常生活の中で腰の痛みが起こりやすいです。

運動をするとき

ランニングやジョギング、自転車での走行などの運動時に腰に痛みが起こることがあります。

長時間立っているとき

会議でのプレゼンテーションや買い物など長時間にわたって立った状態が続くと、腰に痛みが起こることがあります。

座っているとき

デスクワークや運転時など長時間座った体勢が続くと腰痛が起こることがあります。

階段を上るとき

階段を上る時に腰に痛みや重い感覚を覚えることがあります。階段の段数が多いほど症状を自覚しやすいです。

寝ているとき

寝返りを打つ、あるいは特定の体位で寝ているときに腰痛が起こることがあります。

起き上がるとき

座った状態、あるいは寝た状態から起き上がる際に腰の痛みが起こることがあります。

物を持ち上げるとき

物を持ち上げる際、特に対象物が重いほど腰の痛みや重い感覚が生じることがあります。

腰の痛みを生じる疾患

ぎっくり腰(急性腰痛症)

ぎっくり腰は腰を捻る動作や重い物を持ち上げた際に、腰に急激な痛みが生じる状態です。原因は様々に考えられ、腰の関節や軟骨(椎間板)に無理な力がかかることによる損傷(捻挫、椎間板損傷)、腰を支える靭帯や腱などの軟部組織の損傷などが挙げられます。
ぎっくり腰を起こすと、立つこともままならなくなるため日常生活に支障が起こります。痛みが激しい急性期は動かずに安静にしましょう。時間が経過して痛みが治まってきたタイミングで、症状軽減や再発防止のための運動療法、物理療法を行っていきます。また、ぎっくり腰は中腰や急に激しい動きをすると起こりやすいため、こうした動作をなるべく控え、運動を行う前は準備運動をしっかり行いましょう。医療機関での治療以外に、姿勢や運動習慣の改善を行うことも大切です。

腰部脊柱管狭窄症

背骨にはトンネル状の脊柱管があり、その中を脊髄と呼ばれる神経が通っています。腰部脊柱管狭窄症は椎間板の突出や背骨の変形などにより脊柱管が狭窄し、脊髄が圧迫されて様々な症状を示す疾患です。

腰椎変性すべり症

椎間板の変性や腰椎の変形が原因で、腰椎にずれが起こり、脊髄や神経根を圧迫する疾患です。発症には加齢や肥満、出産などが関係しているのではないかと考えられています。

腰椎分離症

腰椎分離症は脊椎の一部である腰椎の後方部分が分離した状態です。なかでも、腰椎の最下部に位置する第5腰椎に起こりやすいです。骨が未熟で身体が柔らかい中学生頃によく見られ、スポーツなどで繰り返しジャンプや腰を捻る動作を行うことで腰椎の後方部分にひびが入ります。特に、スポーツ選手に発症しやすく、30~40%程度の方に起こります。若い頃に発症した腰椎分離症を放置してしまうと分離すべり症につながることもあります。

変形性腰椎症

加齢などが原因で椎間板が変性し薄くなった状態です。これにより、本来椎間板が果たす緩衝材としての働きが弱まり、椎間板同士が衝突することで腰に慢性的な痛みが起こります。また、骨棘という棘ができ、周囲の神経を圧迫することで痛みが現れます。

腰椎椎間板ヘルニア

腰椎椎間板ヘルニアは、腰椎同士の間で緩衝材の役割を果たす椎間板が突出することで、神経を圧迫して様々な症状を引き起こす疾患です。主な症状は、腰や足の痺れや痛みです。
また、腰から足にかけて痛みが生じることもあります(坐骨神経痛)。

腰の痛みの治療

薬物療法

筋肉の緊張をほぐす筋弛緩剤、痛みや炎症を軽減する非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)などを使用します。

注射療法

患者さんの状態によって神経ブロック注射を選択することもあります。痛む部位の神経やその付近に薬物を注入し、神経の伝達を遮ることで、痛みを解消します。また、原因特定に役立つことがあります。

リハビリ

リハビリ理学療法士の管理によるリハビリも行います。患部の筋肉を鍛え、身体のバランスを整えることで、再発予防が期待できます。

手術療法

椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などが重症で上記に示す治療では改善が見込めない場合、手術が検討されます。必要な場合には連携する高度医療機関をご紹介いたします。

腰が痛いとお悩みの方はやぎ総合診療クリニックまでご相談ください

受付け腰の痛みの原因は多岐にわたります。そのため、有効な治療を行うために痛みの原因を特定することが必要です。腰が痛い、あるいは痛みが慢性化しているなど、お悩みの症状があれば当院までご相談ください。